古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

腐葉土隊、3ヵ月検診。そして新実験スタート(大げさ)

「腐植土もいいよ。炭素いっぱいだからいいよ。」

そんな古い参考書(?)に書かれていたひと言

それに心惹かれ、9/29に作った腐葉土

3か月たったので、新年もあけたことだし、あけてみました

 

↓当時の記事。こんな感じで作りました

megumiio.hatenablog.com

 

左側が日向土メインとハイドロカルチャー

右側が腐葉土隊です

葉っぱを無くしてしまったので、載せるの恥ずかしいんですが・・・

4鉢とも全部チェックします

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腐葉土の雪光殿

当時は超しょぼしょぼ根っこで、枯れるかもね~と思っていた雪光殿さん

さらに葉っぱもカリカリになって落ちてしまい希望は持っていなかったのですが・・・

なんということでしょう

白い細い根っこがめっちゃ出ています!

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↓立ち上げ当時の根っこ

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しかも、新芽もこんなに!!

雪光殿は小さめの葉っぱがたくさん出るのが特徴ですが、この数はなかなかです♪

居心地良かったんだねぇ♪

このまま順調に根っこ増えると思われます

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腐葉土のおかめ

全体の裏表と新芽ゾーンの裏表です

見える新芽は2つ。花も含めて、来年の本芸葉っぱは3枚以上確定です

立ち上げの時には鉢のサイズを合わせたはずなのですが、これはサイズを上げないと窮屈かも

・・・・・・と思いつつ、まあいいやと同じ鉢で

来年には大きい鉢にしなきゃです

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↓立ち上げ当時の根っこ

パッと見変わらないように見えますが、今の根っこに比べると下の方がちょいスカってます

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ちなみに水管理としては

「おかめ」

9/30、10/6、10/13、10/20、10/21、10/27、11/3・・・・・・

「雪光殿」

9/30、10/6、10/12、10/14、10/21、10/27、11/3・・・・・・

気まぐれに潅水した日もありますが、基本的に約一週間ごとです

しんなり・もしくはクターンとなったタイミングで下から流れ出る量をやりました

11月以降はメモしてませんが、気温が下がるにつれて徐々に間隔はあいていき、今は2週間ごとくらいかも(覚えてないくらい間隔あいてる)

今回あけた時も表面は乾いていましたが、中はほどよく湿っていました(いつ潅水したか覚えていない)

今年からはちゃんとメモります(;^ω^)多分

 

③日向土の玉霰

6/23立ち上げで、日向土と赤玉土(小・ちょっぴり)で作りました

芋吹きに合わせて、芋を横向きに植えたので根っこもそれに合わせて角度が変わりました

前回はウンチングスタイルのワンコみたいなシルエットだったのが、全体に根っこがフサフサになったためカットされてないアフガンハウンドみたいなシルエットに・・・

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↓立ち上げ時の写真が無いので、9月末にあけたときの

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↓地上部の新芽は焦げてしまいましたが、その下にも新芽があります

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↓芋吹き君

順調に育っています♪

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↓芋吹きを見つけてからはこんなふうに植えてました

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④ハイドロの玉霰

6/23立ち上げ

父の棚でハイドロ隊が終焉を迎えても私の手によりしつこく多水で管理されていた、かわいそうな玉霰さん

芋も一部腐ってて

虫の息wwww

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↓芋の一番新しい部分と新芽

一番新しい部分(てっぺん)は本当はきれいなベージュのはずが黒ずんでいるので多分ここからはもう新芽は出ないかも

途中から出ている新芽もなんだか生気がない・・・・・・

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↓しばらく水をやってなかったのに中はべっちゃべちゃ

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↓9/30時点の様子

充分しょぼいんだけど、今と比べるとマシに見えます

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さすがにこのままハイドロに戻す気は無いので、腐葉土に託してみます

腐葉土鹿沼&日向のブレンドを1:1

ブレンドは内訳→鹿沼(小)と日向(小)に日向(中)をちょい足し

比率は忘れました

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今回の結果を見て父がノリノリになったため、急遽腐葉土隊に新人追加

実験に初めて参加する、煌滄(こうそう)さんです

根っこのボリュームは悪くないけど、ちょっと心もとない感じ

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できあがり

下から流れ出るまで潅水したのち、父の棚に帰っていきました

ハイドロの時にどんどん増やして大失敗をこいたので、もう一気に増やすことはしません

絶対大丈夫と確信できたら量産するかもですが

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さて、ここからが新しい実験です(おおげさ)

 

私が管理しているカンアオイのパンダさん

夏の終わりに父の棚からかすめ取って、培養土に入れました

正確には草花用培養土に鹿沼と日向を混ぜたものです(比率は忘れた)

カンアオイガチ勢からは白い目で見られるかもと思いつつ、

「wkwkしてやった

後悔はしていない」

ちゃんとこの間に新葉も数枚展開しました

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↓地表はこんな感じ

色々スタンバってます

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↓かなり大きめの鉢に入れたのに、鉢の下はこんなことに

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↓表面は乾いていても、ちょっとほじるとほんのり湿っています

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カンアオイは細辛に比べて水が好き(らしい)&鹿沼や日向を多めに混ぜてあるとはいえ、培養土を使っていて根腐れがこわいので水やりはかなり控えめにしようと、確かに作ったときに決心したんですが、結果、月イチくらいでしか水やりしませんでした

いつまで待ってもシナッとならないので数センチ下まで乾いていたら水やりをする感じでやっていたんですが、シナッとなるのを見たのは1回だけでした

 

そこで

「細辛も培養土でやってみたい」

動き始めた探求心は止まらない

培養土ではダメだと聞いていたので余計にやってみたい

しかも玉霰や雪光殿みたいな水好き系ではなく極普通の細辛の性質を持つ品種で!

それで選ばれたのが吉法師(きちほうし)さん

未登録の新しい品種です

 

スタート地点の根っこ

イージーモード過ぎただろうか?

うまくいったらしょぼしょぼ根っこでもやってみたいです

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使う土はパンダと同じく草花用培養土と鹿沼&日向のブレンド

培養土は普段から愛用の14L200円しない格安培養土です

↓私の草花コレクションの大半はこれを使い、全員スクスク育ってるので信頼性あり

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↓しかも鹿沼&日向の配合をパンダの時より大幅に減らして、培養土メインで

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出来上がり

果たして、この邪道な植え方で細辛はいったいどうなるのか!?

今年の葉っぱが完成した辺りで根っこを見てみようと思います

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今回ももちろん

「wkwkしてやった。後悔は全くしていない」

ただ、管理記録を取り続けることだけがめんどくs・・・

 

春が楽しみです♪

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