古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

図もの語り

先月、我が家をざわつかせたアシュラ男爵・・・・・・もとい、春瓏(しゅんろう)に図入り葉っぱが二枚も出ました

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こちら、一枚でも図入りが出れば春瓏、全ての葉っぱが緑のツヤツヤ葉っぱだったら万秋楽(ばんしゅうらく)と呼びます

 

花に図があるのが分かった時点で期待はしていましたが

まさか二枚出るとは!!

嬉しい5:心配5 です

 

光合成をする稼ぎ手(緑の葉っぱ)がいなくて、稼がないニート(図入り葉っぱ)ばかりだと家計(株の健康)が圧迫されるので、生活保護(肥料等の気遣い)が必要になってきます。

そこにしくじると、徐々にその家(株)は・・・・・・

なので、オール図入りは素直に喜びきれない部分があります

 

まあ、見た目は相当美しいので、無事展開したらまた掲載します

 

 

 

お次は蜀光錦(しょっこうにしき)

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おととし入手して、去年はほとんど図が出なかったのですが、今年はしっかり図が入りました!!!

写真の下の葉っぱに白い図があるのがお分かりいただけるだろうか

地色が薄いので美しい感は薄いですが、これが濃い地色に浮かぶ象牙色の図となればかなり美しい品種です

まだ成長途中のこの図入り葉っぱ、この先どんな感じになっていくのか楽しみです♪

 

ちなみに上の葉っぱは申し分ない地色の濃さ

ですが

こっちの葉っぱは

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図かシミか分からないのがちょろっと

しっかり光合成をして家計を支えてくれそうです

生活保護の必要もなく、安心の図もの御一家です

 

せっかくなので今回も新芽成長記録を少し

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↓ここにもアシュラ男爵が

こうやって巨大な斑が半分を覆ってしまっているのを「源平もよう」といいます

ただのかわいい印刷ミスなので、レア出現ではありません

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↓今年の錦松がだいぶできあがってきました(お気に入り)

去年とはまた違った雰囲気で、初めて見たときの錦松がこんな感じでした

見慣れてくるとちょっとしたアラが気になります(葉先がもっと丸いといいのになぁ)

 

人間はわがままな生き物です

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