古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

第二回 細辛寒葵研究会展示会のお知らせ

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去年とは違う場所なので、去年来てくださった方々はお気を付けください

 

一鉢でも多く持っていけるように日々、丁寧にお世話しています

うちからは展示が主ですが、お渡しできるような余剰株が確認できたら持っていく予定です(来月確認)

販売は合同開催の方がカンアオイ・細辛共に多く持っていかれると思うのでお楽しみに

 

去年の初開催では色々な方とマニアックなお話ができて、とても有意義で楽しい時間が過ごせたので今年もまたそんな時間が過ごせたらと楽しみにしております

 

せっかくなので、今日撮りたてほやほやの写真を少し

レモンイエローに輝く黄亀甲は光に当たると蛍の光のような色で輝きます

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↓友白髪(ともしらが)

純粋に亀甲だけで見ると、一番美しい亀甲を持つ品種だと思っています

早く大きくなんないかな

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↓蘇雪(そせつ)

色の違う斑がフュージョンして大きな斑を作っています

この不思議な斑の雰囲気、写真で表せてるかな?ちょっとピンボケしてるけど

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↓葵錦(あおいにしき)

祖父の最高傑作と言われている品種です

縁あって生まれ故郷に戻ってきてくれた株

この芸のまま、この葉形のまま素直に成葉になってくれれば「これぞ葵錦」として展示できそうです

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↓老の友(おいのとも)

遥か昔、これを田んぼ一反と交換したクレイジーがいたとか・・・・・・

うちの先祖じゃありませんように

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↓白雪(しらゆき)

今年の白雪の中で一番きれいかなと思った株

斑ものは雰囲気が変わりやすいから面白いです

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↓おかめ

1つ1つはいい芸なんだけど(襟合せもいいし)、どことなくイマイチぱっとしない感じがするおかめさん

でもなんかそこがいい

丈夫だし

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↓螢雪(けいせつ)

秋に割った株だったかな?でも大きな葉を繰り出してくれました

綺麗で繊細な響きの名前をもらったけど、意外と強い子です

 

上の葉がもう少し左に葉先を向けてくれれば株姿がバランス良くなるのにな・・・

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↓金牡丹(きんぼたん)

今のところとてもバランスがいい株姿をしています

大きな葉が内側に巻いていますが、これは別に構わないとのこと

個人的には葉縁までぱっと広がった葉っぱの方が撮りやすいので好みなんだけどな~

何かで引っ張って矯正したくなる(絶対ダメ)

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数日前よりもずいぶん大きくなって見た目は完成形に見えるのもどんどん増えてきてます

でもまだ成葉ではありません

触ると柔らかいし傷もつきやすいです

斑芸も形も大きさもまだ変化します

水もたくさん必要とします

今が一番気を遣うけど、一年で一番楽しい時期でもあります

細辛の飼い主の方々はぜひこの春の変化を楽しんでください

 

ちなみに、植え替えはまだダメです

葉っぱが完成するまでは待ちましょう

我慢です

株の命に関わるような緊急事態のみ迷わずに鉢からあけましょう