古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

展示会を振り返る

6/11,12の2日間にみよし市で開催した展示会は楽しい時間と共に無事終了しました

展示の様子をまったりと振り返っていきます

 

金曜日夜8:30くらい

設置終了直後の様子

細かい手直しは明日

 

私の展示ゾーンその①

「並べ方も大事。適当に並んでいるだけではダメ」と教わりめちゃめちゃ頭使いながら並べました途中までは

雑然と並んでいるように見えますが一応、ちゃんと考えてこの並びになっていますところどころは除いて

 

合同開催者の方のゾーン

やっぱ敷物(?)があると映えますなぁ

 

私の展示ゾーンその②

こちらはお召し物にこだわった株たちメインのゾーン

この一角に販売株もそっと潜り込ませました

欲しい人に渡したい気持ちとぶっちゃけ手放したくない気持ちがバトルした結果、目立たないようにあえて販売テーブルとは違うところに

まあ、あっという間に次々と旅立っていきましたが

 

こちらは販売ゾーン

合同開催者さんのゾーンです

細辛・寒葵・山野草など色々色々

初日オープンと同時に一番盛り上がりました(予想通り)

 

こちらも手前の丸テーブルが販売ゾーン

その向こうの丸テーブルが私の展示ゾーン

 

ほぼ来場者プレゼントの細辛銘鑑

多めにもらってきて正解

結構減りました♪

 

せっかくなので、玉霰を使った土比較実験部隊も参戦

いつもは鉢まわりを覆っているけど、この二日間は内臓むき出しで耐えてもらいました

 

初日

お客さんたちのハンティングの様子

皆さん超真剣です

「欲しいものを手に入れる」が一番大事ですもん分かる分かるめっちゃ分かる超分かる!!

手に入らないイベントに価値は無ぇって思う系の植中毒患者だから

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

うちからの販売数少なくて申し訳(>_<)

 

毎月一生懸命連載してる園芸JAPANの中の人も取材に来てくれました

撮影中の中の人を撮影

 

しれっとお気に入りの写真も並べました

去年並べたものと同じですが

 

ここからはランダムに撮ったのでランダムに載せていきます

ちょっと出来がよろしくないのも許容範囲のものは展示したので、またきれいにできたら展示します

前回の品評会の記事やその前の新芽成長記録の記事で載せた株と被る株もあります

 

いわゆる下もので色も薄いけど、こんな鉢も似合うんじゃないかと

うちでは通称「タコつぼ」と呼んでます

 

100均で手に入れたぐい飲み

底に穴をあけてあります(簡単にあく)

「焼酎」の剥がれかけも味わい深い(?)

 

もうちょっと地色が濃くなってほしかった・・・・・・

 

渡月橋

ミスマッチ感にあえてチャレンジ

 

二つはもともと同じ株です

左が本来の色です

鮮やかな緑

右は液肥を濃い目で(薄め忘れて)数回

濁った緑になりました

 

白蝶もお召し物、結構冒険しました

わりと似合ってる・・・かな?

 

こちらはラベルでおふざけ

ハートは無いな・・・・・・

 

名前の由来をいくつか質問受けて、終わってから父におかめの名前の由来を聞きました

「赤ちゃんっておかめっぽい顔してるから」

「その赤ちゃんはどのつながりで?」

「・・・なんとなく」

 

おかめの名前の由来は「なんとなく」だそうです

 

本来の雪橋と全く同じ模様の品種です

違いはこちらは輝葉なこと

襟合せが残念だけど・・・・・・

引き続き作りこんでいきます

 

今年の特別席は去年の春瓏に変わり、品評会で評判良かった螢雪さんです

春瓏は養生中なためお留守番

 

冒険しすぎた感は否めませんが鉢を選ぶ作業は楽しかったです

 

白いオモト鉢

マニアックな園芸店で見かけて「かっけぇぇぇぇ」てなったんですが、普通にあるのかな?(園芸歴浅いから分からない)

ピンクとクリーム色と水色もありました

もちろん全色買い

似合う品種が見つけられず今回は使用断念

 

古い品種、老の友

自分の中ではなんとなく老紳士のイメージ

そんな老紳士に真っ赤なお召し物を着せるという暴挙に出ました楽しかったです

 

どうしても葵錦を葵の御紋に入れたくて、小さな鉢に根っこぎゅうぎゅう詰めになってます

終わったらソッコー植え替えないとマズいw

葵錦と六歌仙がよく混合されてるので、並べて違いを説明するチャンスが結構ありました

見比べながら説明聞くと違いは一目瞭然

たまに微妙なのもありますが

 

 

他の品種でも結構違いを聞かれました

さらりと答えられるのもあればカンペを見たことも・・・・・・

質問を頂けるのはありがたいです

それだけ興味を持ってもらえてるということなので

また、自分にとっても貴重なアウトプットのチャンスです

きちんと説明できなかった部分は来年までの課題にしておきます

 

軽石鉢に入った玉霰

地味な品種でも鉢1つで味わい深くなる(と個人的には思ってます)

 

一日終わって、左下の販売株ゾーンがすっかりエグれてしまいました

二日間で10株中8株旅立ち

新たな住処でじっくりと育って、いつかまたどこかで再会できるのを楽しみに待ちたいと思います

多くは出せないけど、きれいに作り上げた中で「これなら出せる」という株を厳選して毎年放出できるように頑張って作っていきます(`・ω・´)