久しぶりにカメラ片手にじっくりじっくり細辛観察をしたので、寄せ集めのゆる~い内容で書き進めていこうと思います
まずは湿度作り
過湿NGな細辛だけど、空気中の湿度は作ってあげたい。なんなら温室の中をしっとりと潤った環境にしたい。あわよくば自然の中にいるような環境にしたい(これはムリ)
で、考えたのが「桐生砂を敷き詰める」
もともと敷いてあった砂利を消毒しながら敷き詰めました
水もちよく水はけよく、撒いた水や潅水した水を吸収して保ってくれてます
植え込み用土は乾かし気味の配合になっているので、水を求めて鉢から伸びた根っこが桐生に突っ込んでいったら面白いなというのも込めて
うまくいったら記事にします
↓室内よりゴキゲンのご様子
水撒く前は暑さでへばってますが
暑いときにクターンってなってても、水切れしてなさそうなら水やりダメです
加湿にすると根腐れ及び芋が腐って召されます
涼しくなったらシャキーンとなるので、それでもならなかったら潅水してください
どうしても暑さに弱かったりしんどそうな株は一部室内に避難させてます
↓ちなみに西側は遮光ネットとよしずで防御体制ばっちり
次は猛暑対策のご紹介
去年、温室に導入した「冷やすだけエアコン」。
閉めきってエアコンつけるより扉と窓全開にしてエアコンつけて水もまいた方が冷えてるんじゃね?という疑念が沸いて、これエアコンいらなくね?という思いが頭をかすめながらも、せっかくエアコンつけたんだから使わないともったいないという考えのもとエアコンを使っていた去年の夏
分かりづらいので図にすると
窓閉めてエアコン<窓全開で水撒く+エアコン
↓
窓全開で水撒くだけでいい
今年はついにエアコン使われなくなりましたwww
晴れて暑い日に一日三回、細辛にはなるべくかからないように上から下までガッツリ水を撒くだけで、なんということでしょう
さっきまで無風だったのに、冷たい風がふわりと通り抜けていきます
まるで山の中にいるように・・・・・・(実際には平地の住宅街)
古典的な手法だけど意外とあなどれません
打ち水、おすすめです
(結構たっぷり水使いますが)
久しぶりにちゃんと観察したら、ちょこちょこと見知らぬ葉っぱが生まれていました
↓雪月花
↓長盛殿
↓葵錦
↓帝冠
↓優宝
品種名出していいのかと思うような葉っぱもありますが・・・
観察していたら、
父「秋葉だぞ、それ」
・・・「秋」とは・・・・・・??
春のメインの展開期を越えて繰り出してくる葉っぱはみんな秋葉扱い
夏に出ても「秋葉」
どのみち本芸にはならないからあまり興味なしwww
光合成をして栄養を作り出す働き手という意味では大事な存在ではあります
常緑の植物ではありますが、どうしても夏以降劣化が始まる葉もあります
環境だったり株の体力だったり・・・・・・
でも基本的にはまだまだ夏は葉っぱがきれいな時期
というわけで、今の葉っぱたちをいくつか写真に収めてきました
少しですが目の保養になればと・・・・・・
↓白神竜
芸は甘いけど抜群のコントラスト
↓千羽鶴(仮)
現在警戒しつつ様子見の株です(どうなっていくのか)
↓朧月
自分で命名した思い入れのある品種
↓螢雪
展示の選抜からもれた子です
株姿のバランスはいまいちだけど葉っぱはきれい
↓煌滄(の芋吹き)
本芸にならないだろうとは思っていたけど、思いっきり変化してくれやがりました
蝶(かろうじて)と下がり藤はちゃんとあります
ただ、全面が濃い緑で、煌滄のアイデンティティである逆芸が無くなりました
今はめいっぱい光合成して力をつけてまた逆芸に戻ってくれりゃそれでいい
(それまで展示会には連れて行かないけど)
↓雪橋
今雪橋として流通している雪橋
襟を・・・襟をもっと閉じてくだされ・・・・・・
↓目覚
春に気づいてなかったのか、展開後に線がはっきり出てきたのか不明ながら、一部が網目亀甲みたいになってます
全体に出てくれたら良かったのに
↓名無し(というか品種不明)
毎年変化しまくるので特定できません
今年は玉冠に擬態してます
↓金牡丹
↓金牡丹
上の金牡丹よりも段髭の出来はいいけど、葉色が薄くてしょぼい感じ
上くらいの地色の濃さとコントラストが欲しいところです
↓玉桜
幼葉。ミニミニサイズだけど整った葉形とくっきりした斑できれいな葉っぱです
大株からバラけてしまった子株さん
↓千代田錦
こちらも小株から繰り出された幼葉
このまん丸な葉形がよい・・・・・・
↓鶴と亀
葉面の凸凹(打ち出し)が個性です
↓葵錦
何度も撮ってるけどやっぱり撮りたくなる
二枚葉の株だったのに、展示やら撮影やらで植え替え植え替えしてたらポロリと半分に・・・・・・
来年が心配
↓鳳来の華
よく見たら蝶の左右のバランスの悪さにびっくり