古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

雲龍滝(うんりゅうたき) Unryuutaki 

2023/2 古い資料を見つけたので追加します

 

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登録年:昭和62年

葉形:楕円形、葉縁下方へ反る

葉肉の厚い毛葉

葉色:鉄色

斑芸:谷(細・薄緑)、霰斑(薄緑)、胡麻斑(薄緑)、切り斑(薄緑)、流れ斑(薄緑)、浅斑(若緑)

斑芸変化:霰斑の多少

特記:霰斑・胡麻斑が粗めの切り斑・流れ斑となる

浅斑が多い年は葉が暗い

写真では蝶ありに見えるが、蝶と書かれていない資料もあり、蝶の有無は断定できない   

襟合せ:深い

 

作出者による本来の名前は宝生錦(ほうしょうにしき)

その名前で販売していたが、別の人(相撲好き)が雲龍滝と名前を変え流通させてしまいました

下の資料は作出者による販売カタログ

約50年前のものです

この資料にも蝶は記載されていません

やっぱり蝶にも見えますが、現在確認が取れないので「蝶なし」としておきます

おまけ:老の友を田んぼ一反で買ったのもこの作出者の方だそうですクレイジーだぜ

 

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