古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

2020-06-16から1日間の記事一覧

玉羅紗(たまらしゃ) Tamarasya

登録年:明治1年 葉形:楕円形、表面は平坦 葉肉の厚い絹葉 葉色:深緑 斑芸:下がり藤(中・深川鼠色)、霰斑(銀鼠)、胡麻斑(銀鼠)、砂子斑(銀鼠)、切り斑(銀鼠)、流れ斑(銀鼠) 特記:霰斑・胡麻斑が全面を覆い、切り斑・流れ斑となる 斑芸変化:…

玉孔雀(たまくじゃく) Tama-Kujyaku

登録年:明治1年 葉形:ハート形、表面はひねる 葉周り全てビリが入る 葉肉の厚い毛葉 葉色:暗緑色 斑芸:玉(大・薄緑・鮮明)、霰斑(若緑色)、切り斑(若緑)、流れ斑(若緑)、浅斑(緑) 斑芸変化:霰斑の多少 特記:葉の縁に霰斑が切り斑・流れ斑と…

谷間亀甲(たにまきっこう) Tanima-Kikkou

登録年:天保12年 葉形:卵形、表面はひねる 葉肉の厚い毛葉(ビロード) 葉色:暗緑色 斑芸:蝶(中・薄緑)、谷(細・白緑色)、亀甲(粗・白緑色) 特記:亀甲は葉の縁まで届かない 襟合せ:開く 天保12年の銘鑑は国立図書館所蔵のため画像を使えないので…

玉霰(たまあられ) Tama-Arare

↓葉の成長期に採光に気を付けてもモリモリ伸びる でも強光はNG ↓下り藤あり ↓虎斑(図の一種)。固定はしない ↓葉裏から 図は深層まで色が抜けるため裏からも透けて見える ↓玉霰の花。二月撮影。 登場年:明治14年 葉形:楕円形、表面は平坦 葉肉の薄い輝葉 …