古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

帝冠(ていかん) Teikan

↓ 出芽時期の曙斑(あけぼのふ)

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↓ 4/4撮影

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↓ 5/8撮影 覆輪(ふくりん)形成し始め

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↓はっきりとした覆輪が形成されている

上の株とは別株

 

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登録年:昭和6年

葉形:卵形、葉縁下方へ反る

葉肉の薄い絹葉

葉色:千歳緑

斑芸:覆輪(薄緑)

斑芸変化:後覆輪

特記:葉の展開後、葉の周りに薄緑の覆輪が現れる

襟合せ:普通

 

出芽時期から展開まで薄黄色の斑が葉全体にまだらに出る(曙斑)

葉が展開したら曙斑は徐々に移動し、葉縁に覆輪を形成する

細い覆輪は糸覆輪(いとふくりん)と呼ばれる

 

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