古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

展示会告知と変化葉色々などなど

展示即売会まで一か月弱

続々と今年の新葉が完成に近づいてきています

今年も全力で展示会に臨む次第であります(まだなんもしてないけど)

 

アクセス

・JR名古屋駅から
名古屋駅→地下鉄東山線で藤が丘行に乗車し、地下鉄東山線伏見駅で下車
→地下鉄鶴舞線に乗換えて、赤池駅で下車
→赤池駅で名古屋鉄道(名鉄)バス「豊田市行(衣ヶ原経由)」に乗車、サンアート前停留所で下車
・名鉄豊田市駅 または 愛知環状鉄道新豊田駅から
名鉄豊田市駅の名鉄バス3番乗り場より「赤池行(衣ヶ原経由)」に乗車
→サンアート前停留所で下車

↓バス路線図

4dd5bf2a52cf68e84759afdc4530897a.pdf (meitetsu-bus.co.jp)

 

↓名古屋鉄道etc路線図

rosenzu.pdf (meitetsu.co.jp)

 

・自家用車の場合(駐車場はたっぷり)

東名高速道路三好ICで下りて、料金所を越えてからつきあたりの丁字路を左折

でっかい153号線(豊田西バイパス)にぶつかったら左折

天王台交差点もしくは東山台交差点を左折

少し走ると大きな建物が見えてきます

(バイパスから左折するときがちょっと信号が分かりにくかった記憶があるので、そういう交差点を避けたい方はバイパスで左折せずに三好下啜の交差点くらいまで行ってそこで左折する方がいいかもしれません。シンプルな道をまったりと走れます(遠回りだけど)

 

ここから葉っぱ隊

今年は上芸や変化葉が目立っています

色々撮ってきたのでご査収ください

 

↓これ分かった人はすごいと思います(登録品種)

最初見たときに品種が分からず、ラベルを二度見しました

本来の芸も一応ぼんやりとありますが、あるはずの無い玉がくっきり

これがもし固定しちゃったらもうラベル付けれません

棚変わりとして名前つけたとしても、本芸の方が全然きれい

答えは雷雲です。びっくりした?

↓こっちは雷雲の本芸です

↓旭鶴

地味で素朴だけど黄色い亀甲がきれいでわりとお気に入りの旭鶴さん

なんだか今年は豪華な亀甲になりました

むしろこっちが本領発揮なのかもしれないと要観察です

↓冠白

玉が上芸すると玉龍になるんですが(出世魚スタイル)、玉はそのままに段髭が超上芸しました(斑もちょっと増量)

金龍宝のような見た目

↓冠白本芸

↓金舞鶴

最初見たときは「舞鶴?」と思った葉っぱ

金舞鶴自体見た目がわりと変化する品種なんですが、変わり過ぎて金舞鶴に見えなくなりました

上芸ともいえるし逆芸ともいえるし、

中央らへんの砂子斑の存在がめちゃくちゃかっこいいです

舞鶴と違うのは、霰斑の中に(逆芸品種の逆芸なので薄い緑が斑)中間色の浅斑が入っています

それがメロンミルクでもあり金色っぽくもあり金舞鶴の名前の由来です

↓おそらく金牡丹の中で今年一番きれいにできた子

段髭が亀甲近くまで発展し、上芸状態です

しみじみときれいな葉っぱ

↓観察中のC君です

去年の芸からとんでもなく上芸しました

現在大株にして力をつけさせ、上芸を目指す研究をしています

細辛の本来の姿としては大株=良しでは無く、小さな株でいかに美しい姿にするかを追及する植物なんですが、研究会として細辛の色々な可能性を探っていきたいと思います

↓C君 去年の姿

↓天平殿

二重蝶から斑が連なって連結二重蝶になっています

ちょっと分かりにくいですが

このような変化したものを昔、雪江(せっこう)と名付けていました

もうちょっとくっきりしたのが固定するといいなぁといったところです

↓銀輝晃

とは全く思えない姿

色が薄くて斑芸もよく分からない葉っぱ、色んな品種で毎年見ます

でも知らん間に色がノって普通の葉っぱになってる

この子もきっとそうなる(はず)

↓千鳥(未登録)

羽衣の葉変わり品種です

葉脈亀甲がくっきり出る芸で、やっと今年本芸まであと少しというところまで復活しました

↓ガラケー時代に撮った千鳥さん

↓玉御陵(未登録)

斑によって浮かび出る葉脈亀甲と峰

色がまだ薄いですが、これから色がのってこればとてもきれいな品種です

↓玉御陵 完成形

↓白神竜

二重蝶だけど段髭と玉が弱い

↓蝶がしょぼいけど段髭と玉がちゃんと出た

二枚の葉を足して2で割ればちょうどいいのに

↓玉龍(未登録)

襟合わせも一つの芸

抜群の襟合わせになりました

↓天平殿の襟合わせ抜群葉っぱ

ここまでくると抜群というより一種の奇形みたいです

 

ここからは目についた葉っぱたちを独断と偏見で撮ってきました

前回とかぶってる品種もあるかもですがご了承くださいまし

↓錦松

このメロンミルク色がたまらない

一度芋が一部腐ったところからの華麗なる復活です

↓雲龍滝

パチッと出る切り斑が美しい品種

銘品中の銘品です

↓三保の松

いわゆる「今の」三保の松です

流れ斑ぎみで上の雲龍滝のようなきれいさが足りない

右の葉はまだきれいだと言えるけど、左の葉は三保の松の芸としてダメダメです

↓友白髪

全ての亀甲品種の中でいちばんきれいな亀甲だと個人的に思ってます(異論は認める)

毎年少しづつ少しづつ成長してます

↓敷島

↓業平(未登録)

↓老楽

↓螢雪(未登録)

↓白雪(未登録)

↓天平殿'

↓皇陽

↓最後に地植えのウスバサイシンさん

斑入りで買ったか記憶にないけど、きれいな葉っぱが出てきました

消滅したと思ってたので一安心