細辛の葉の数と大きさは株の大きさによって変わります
小さい株だと小さな葉が一枚や二枚と少なく、ある程度大きな株になってくると大きな葉がたくさん出るようになります
ただし、今年5枚出たからといって次の年も5枚出るとは限りません
大きな葉が3枚しか出ないかもしれないし、小さな葉が6枚以上出る可能性もあります
出てからのお楽しみという部分が大半ですが、一足先に最低数を知ることができます
それは花の数を見ることです
細辛は9月から花を付け始めます
葉っぱの根元を見るとぽこっとふくらんでいるものがありますが、これが花になります
この花1つにつき、葉っぱの元が1つくっついています
なので、例えば花が3つついていたら、途中で花が枯れない限りは葉っぱ3枚は約束されたも同然ということです
さらに、花以外のところからも葉っぱができることも多々あります
うれしいおまけです
最終的には花の数プラスアルファで考えておくと次の葉っぱの数はなんとなく見えてきます
ただ、このおまけは無いこともあるのでそれはそれでしょうがない事です
もう一つあまり歓迎されないおまけもあります
花1つに葉っぱ1つが基本ですが、まれに花1つに葉っぱのもとが2つ付くことがあります
これは「わき葉」と言って、小さい葉にしかならず、斑芸も狂い、その品種本来の斑芸になりません
他の葉に比べると明らかにしょぼいのですぐ分かります
株全体として見ると、わき葉が無いよりは葉っぱの数が増えボリュームがあるようには見えますが、やはりいい葉ではないので、展示会などに持っていくときは切り落としています
趣味として楽しむ分には切り落とさずにそのままでOKです