古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

白雪の変わり葉現る

白雪(しらゆき)

登録品種の大斑泰山に似た斑芸で、蝶と下がり藤が入ります

でも大斑泰山とは結構違う雰囲気で、よく迷彩柄のようになるのでお気に入りの一つです

↓ 成長途中の迷彩服・・・じゃなくて白雪

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今年もほとんどが迷彩ぽくなってほくほくしていたら・・・

 

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・・・誰だオマエ・・・

 

蝶・・・ある

下がり藤・・・ある

斑がやたら少ない・・・

うん、異常に少ない・・・

少なすぎて下がり藤くっきり&緑の峰があるみたいになっている

 

わき葉かなと思い軸をチェックすると・・・

なんということでしょう

本芸の葉っぱじゃありませんか(右端)

むしろわき葉が立派な本芸をしています(白目)

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どうやら10数年ぶりの出現らしくて、当時、葉の雰囲気を気に入ったため仮の名前:歌麿呂(うたまろ)と名付けたようですが、それからずっと姿を現さず今年ようやく出現してくれたようです

斑がとても少ないだけでこんなに雰囲気が変わるんですねぇ

私は正直、迷彩チックな雰囲気の方が好きなため、目が素通りしてたようで、この株にはつい最近気が付きました

 

安定しているように見える品種でもこうして気まぐれで大化けする

そんなところがタチわr・・・難しくも面白い細辛という植物です

 

おまけ

去年の迷彩ちゃんNO.1

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