古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

白雪(しらゆき) Shirayuki

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↑ 初代株

↑ 斑の数・大きさ・出方が違うことでここまで雰囲気が変わる

 

発生親:大斑泰山(実生)

葉形:卵形。表面は平坦。襟部に波

葉肉の厚い毛葉

葉色:鉄色

斑芸:蝶(大・薄緑)、下がり藤(長・中)、霰斑(薄緑)、胡麻斑(薄緑)、砂子斑(薄緑)、切り斑(薄緑)、流れ斑(薄緑)、洩れ斑(浅緑)

特記:下がり藤が浅斑を作っている

   逆芸になることがある(緑斑が目立つ)

   下がり藤があることにより中央に地色が浮かび上がり、紺の峰のように見える

斑芸変化:霰斑の多い少ない

襟合わせ:深い。襟部に大きなフリルができることもある

 

見ていると迷彩柄に見えてきます

迷彩服の上に乗せても違和感なさそう・・・

 

平成29年に中日新聞賞を頂きました

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昭和22年~昭和33年の銘鑑に白雪が載っていますが、この白雪とは完全に別物です