古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

玉龍(ぎょくりゅう) Gyokuryuu

↓ 冠白として栽培中、上芸を認識し始めた頃の写真

↓ 手前の葉は玉龍だが、他の二枚が冠白の芸

なのでまだ玉龍とは呼べない

本芸の葉が全て玉龍の芸になる株になれば玉龍と呼べる(出世魚みたいなもの)

一度玉龍の芸になった株は冠白に落ちることはまず無い(幼葉・わき葉は別)


平成9年 命名

葉型:円形、葉縁下方へ反る

葉肉の厚い毛葉

葉色:鉄色

斑芸:蝶(中・若緑)、谷(中・白緑)、玉(大・薄緑)、髭(段髭・白緑)

特記:地色が濃いため、各斑芸が冴える

   冠白の上芸が固定したもの(谷を覆い隠すほどの玉)

襟合わせ:極深い