古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

吉祥天(きっしょうてん) Kisshoten

↓峰・ノリが消え、襟合わせも(本芸に比べ)悪い状態


平成3年 命名

葉形:円形、表面はひねる

葉肉の厚い毛葉

葉色:暗緑色

斑芸:亀甲(密・薄緑)、蝶(中・若緑)、谷(普通・薄緑)

   峰(薄)、ノリ(淡)

斑芸変化:ノリの濃淡

特記:ノリがあるために亀甲が不鮮明である

襟合わせ:極深い

 

六歌仙・葵錦より襟合わせ良く葉形丸く、六歌仙よりノリが薄い

途中、祥栄亀甲(しょうえいきっこう)と改名し、元の「吉祥天」に戻す