古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

安土の誉(あづちのほまれ) Azuchi-No-Homare

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↓他の品種と並ぶとその地色の濃さがより浮き彫りになる

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昭和55年 作出

葉形:円形。葉縁は下方へ反る

葉肉の厚い絹葉

葉色:褐返し(かちがえし)

斑芸:二重蝶(大・若緑)、谷(太・薄緑)、胡麻斑(薄緑)、砂子斑(薄緑)、切り斑(薄緑)、浅斑(浅緑)

斑芸変化:二重蝶にもなり蝶にもなる。地色の濃さと特殊な質感(絹葉)でさえあれば品種として認められる

特記:蝶の側に浅斑

   すべての斑は数多くなくすべて切り斑である

襟合わせ:深い、上反り

 

今ある細辛の全ての品種の中で最も地色が濃いです