古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

最中の月(まなかのつき) Manaka-No-Tsuki

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斑入りの葉

 

登場年:1846年(弘化3年)(推測)→昭和62~63年に再登録

葉形:中型の卵形葉。葉縁が下方へ反る

葉肉の厚い毛葉

葉色:深緑色

斑芸:玉(大・深川鼠・鮮明)、洩れ斑(薄い深川鼠)

斑芸変化:洩れ斑の多少

特記:玉の周りにやや薄い色の深川鼠の洩れ斑が点在することもある

襟合わせ:普通

 

濃い地色に白っぽい鮮明な玉が美しいです

江戸時代からある品種です

最中の読み方について、漢字としては(さなか)と読みますが、今は一般的には(まなか)と呼ばれています

 

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