古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

六歌仙の図(ろっかせんのず) Rokkasen-No-Zu

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登録年:平成22年

葉形:卵形、表面は図による(萎縮)

葉肉の薄い毛葉

斑芸:蝶(小)、谷(細)、亀甲(密)、ノリ(薄)、図(本斑)

斑芸変化:図の大小・濃淡

特記:六歌仙に似るが、地色も葉肉も薄くて弱弱しい

襟合せ:普通(図による)

 

名前に六歌仙と入っていますが、六歌仙とは別物です

六歌仙をずっと作っていても図が入り六歌仙の図になることはありません

 

追加

作について研究したところ、大きな株にせず、小さいまま弱弱しい株にした方が図がよく出ることが分かっています

ある意味虚弱体質が品種の特徴ともいえます

 

↓図が出ていない状態

この写真では分かりにくいが萌黄色のような明るい緑をしている

このような株からしか図は出現しない

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↓うっすらと図が出ている

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↓しっかり図が出ている。品種としての完成状態

図以外の地色が濃くなる(光合成の関係かと思われる)

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