古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

新芽成長記録 4/4

完成形に近づいてはきたけど、まだ大きさも色の深みも芸も甘い、

青二才期(適当)

成葉には無い未熟な美しさと可愛さが見てて楽しい今日この頃です

 

成長期の中高生の胃袋がブラックホールでできているように、この時期の細辛たちも水をたっぷり欲しがるので、水やりは極甘でいきます

 

今は

・暗すぎず明るすぎない、明るい日陰程度の日光

暗いと徒長。光が強すぎると葉焼け。特に毛葉がテリテリになる

・まめな水やり

水切れ厳禁。表面が乾いてきたら流れ出るまでたっぷり

・空中湿度

葉水(何も入れずに)オススメ。温暖化以前は梅雨に入ると一気に葉が大きくなってた。(雨が当たらない環境でも)

環境さえ整えてあげればどんどんきれいな葉っぱに育ってくれます

 

あと、地味に大事な作業が、ラベルどかし

ラベルが葉っぱの邪魔になっていたら葉の歪みにつながるのでそっとどかしてあげます

もう一つ、葉っぱはひまわりのように露骨に光の方を向くので、葉っぱが逆さまに立っていたり傾いていたりしたら葉裏を光に向けてください

わりとさくっと葉の向きが直ります

 

そんな、地味な作業をしながら撮った葉っぱたち(順番は適当)をお楽しみください

↓千代田の松

↓宝錦

↓太陽(ちょっと要斑が甘いかも)

↓斑芸変化観察中で品種が断定できない株

↓錦松

葉形はイマイチだけどきれいな模様になるもよう

↓新芽時代に刃先を当てるというやらかしをした葉っぱ

ものの見事に穴ぽこあいちゃいましたorzほんのちょっとかすっただけなのに

(主葉脈の先端付近)

↓友白髪

↓福姫

これでも上芸してます(段髭)

↓日の出

↓鳳来の華

↓優宝

↓三保の松

↓三笠

↓六歌の華

↓六歌仙

↓緑冠

↓天竜

斑が葉縁に連なって白覆輪みたいになっているこの状態が本芸

↓千代の寿

↓敷島

↓煌滄

↓白雪(葉変わり観察中の株)

↓白雪

↓高千穂

↓蘇雪

↓伊達扇

↓玉桜

↓葵錦

左の葉っぱにちょびーーーーっと図が

まあ多分、今回だけ

↓三光錦

↓吉法師

↓金牡丹

今年は金牡丹が好調(上芸複数)

↓旭鶴

↓老楽

↓大斑泰山

↓おかめ

↓螢雪

↓白雪

↓葵錦

↓天平殿

今のとこ今年一番出来がいい天平殿

斑がかなりきれいに入りました

作出した父絶賛

↓天平殿

↓雷雲

亀甲入りの下がり藤がかわいくて結構好きな品種

↓羅紗丸

↓長盛殿

↓星の誉

↓白蝶

↓紅孔雀

左下の模様がお気に入り

↓雪月花

↓雪月花

ベテラン勢は「下もの」だって見下すけど、丁寧に育てておめかしすればかなりきれいな品種だと思うんだけどなぁ~

何より芸の雰囲気が優しい

↓御所桜

↓金牡丹

スタンダードな芸

↓六歌仙の図

↓六歌仙の図

二つとも順調に成長してます

展示会に連れていけるかもです

↓武蔵

葵錦とも六歌仙とも違う芸の品種

↓彗星

↓皇陽

↓高楼の宴

↓日月

以上。今回撮った写真たちでした

まだ他にもこんな状態↓の新芽や、撮ってない葉っぱも色々あるので時間ができたら撮って記事にしていきます

 

みんなまだまだきれいになっていきます

お楽しみに♪

↓恒例(?)の地植えカンアオイさん~フタバアオイを添えて~

早々と展開しきってツヤッツヤです

種類は分かりません

とりあえず広がるスピードが異常(戦慄)