古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

腐葉土・培養土 あれから一ヵ月

1/2の三ヵ月検診のついでに作った、腐葉土にinされた煌滄

なんと、本日2/6まで水をやっていません

毎日葉っぱを触って水が必要かチェックし、ここ2~3日前からしんなりしてきたそうです。

今日、父から「根っこチェックして」と受け取ったときの写真がコチラ

触ると結構クタクタしてます

でも

一か月以上水もらってないわりには思ったほどぐったりしてません

水やって一時間もすれば何事もなかったかのように復活するレベルです

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で、

たった一か月であけるつもりはなかったんですけどね

あまりにも水やりが必要ないから

「根っこはいったいどうなってる!?」

という好奇心に負けました

 

↓鉢から出した土

大粒のが鉢底石にしている赤玉(大)

全てきれいさっぱり乾いてました

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↓黒い背景の二枚が立ち上げ当初の根っこ

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↓この下全てが一か月たった今の根っこ

分かりにくいですが、左側の白い新しい根っこが少しだけモジャってました♪

ほんの少しの変化ですが、たった一か月なのでこんなもんでしょう

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ちなみに、もしこの株を割るとしたら・・・・・・

あえて割るとしたらど真ん中のちょっと右、根っこが密集していない部分で切ります

そうすると、右側の株にほとんど根っこが残りません

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昔、活発に流通していた頃はこんな状態でも無理無理割って株数を増やすこともあったそうですが、それは右側のような株を枯らすリスクを伴います

「自分のとこで大きくするからリスクは承知で増やしたい」という方や

「根っこ一本でもうまく管理できる人に渡すから大丈夫」という場合に限り割るのもありでしょうが、とりあえずそんなリスクは負う必要ないので(色々生体実験していてどの口が言うか)このまま大事に大事に根っこを育てていきます

 

実はついでに・・・・・・

培養土にinした吉法師もせっかくなのであけてみました

軸の手触りは「ほんのりクタン」

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こちらは私の管理で(水やり大好き)

1/2 立ち上げ

1/9 潅水(ちょっと心配になって)

1/22 潅水

2/6 潅水

イレギュラーを除けば約2週間ごとです

とびきり乾きが遅いというわけでもなさそう

 

↓土はこんな感じ

完全なカサカサまではいかず、ほどよく乾ききった感じです

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↓立ち上げ当初の根っこ(黒背景2枚)

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↓今の根っこ

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さすがにこっちは元々モジャってたから変化がよく分かりませんw

でも悪くはなさそう

 

作業後は二人並んで休憩タイム(水切り)

この後ほんの10分くらいで葉軸の角度は変わり始めてました

目を凝らしたら動きが見えるんじゃないかと思うくらい変化します

(眺めてたけどさすがに見えなかった)

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↓煌滄は父の棚に帰っていったので、私の棚に置いている吉法師(数時間後)の様子

もう完全復活してます

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とりあえず、腐葉土も培養土も今のところは大丈夫そうですが、この先高温期がどうなるかと、次の葉の作がどうなるかがまだ心配事として残っています

ハイドロの時みたいにならない限り、しばらくは様子見しつつ続けていこうと思います

 

あと一か月ちょっともすれば新芽が動き始めます

もう動き出しているもののふ達もいますが(主に雪光殿(奴らは特殊))

本格的に新芽が動き始めたら色々忙しくなるので、それまでにはもっと品種紹介を進め(れたらいいなぁと思い)ます(ゴールははるか彼方)

あと、今年こそガッツリピントの合ったひげ根写真に挑戦するのでお楽しみに!