40年ぶりに出現した芸です
レア度SSS級らしい
お分かりいただけただろうか
実は本斑(図)入りの花が出現しました
萼筒がちょうどあしゅら男爵のようになっていて、写真では右半分が図入りです
他には右側のガクが半分図入りなのと、奥のガクにも図が見えます
春瓏(しゅんろう)という品種にできた花で、春瓏自体が図もの品種なので、出現する可能性もゼロではないといったところでしょうか
花の下についている新芽にもよく見ると図のようなものが見えるので、もしかしたら今年も春瓏の斑芸が見られるかもしれません(春瓏は万秋楽(ばんしゅうらく)という亀甲系品種に図が出た時のみ付けられる品種名)
因みに、わりと前から色が違うのは知っていたのですが、ただの劣化からくる変色だと思っていたので、父から聞いて初めて正体を知りました
カメラの腕の問題で、いまいちうまく撮れないので何枚か置いておきます
↓左上のガクの一番下部分にも濃い図が見えます
↓白黒にもしてみた
↓花の左にへばりついているのが新芽です
写真では撮れませんでしたが色がまだらになっています
この角度で見るとあしゅら男爵みが凄い(?)
↓花の右端に新芽
まだらなの、分かるかなぁ?
↓一番上の写真とほぼ同じ角度です
本日、今年最初の収穫祭を執り行いましたのでご報告します
今年最初の収穫物
まだ切り落としていない株があったり、傷んだ葉も多かったので収穫量はいまいち
収穫物のご利用方法は
裏返して神経衰弱に
楽しんだ後はてんぷらにしておいしくお召し上がりに(なれません)
(食べられるという話は聞いたことないのでお召し上がりは自己責任でお願いします)
合わせて、この時期にやることをダイジェスト版でお送りします
まずは新芽が伸び始めたら新芽の行く道にいる邪魔なものを取り除きます
例えば、新芽を巻き込みそうになっているガク をナイフで切り落とすのですが、実はピンセットでも落とせます
↓手前のガクに巻き込まれそう
↓もし土が邪魔なら土をそっとどかす
↓新芽の周りがむき出しになりました
↓よく切れるナイフが手元に無ければ、新芽を触らないようにガクだけをピンセットでつまんで曲げるとガクはパキッと折れます
繰り返しますがピンセットの先が新芽に触れないようにしてください
新芽に傷がついたら大変です
↓完成
新芽がぐんぐん伸びてきたら、新芽に水を送るためにも古い葉を1~2枚残して切り落とします(新芽がまだ小さくても作業してOK)
↓びふぉー
↓あふたー
↓新芽を覆ってしまっている古い葉にもどいていただきます
(手前上部の古い葉は切り落とし対象確定)
トラブルその①
新芽同士のご近所トラブルです
写真は対処後ですが、新芽同士が絡まり合っていました
放っておくと軸が折れる可能性があるので、葉の部分を触らないように注意して軸をほどきました
トラブルその②
新芽が手前の根っこを右から左へくぐるように軸を伸ばしていました
これもそのまま伸びると軸が折れる可能性があるので、何日か前の小さいときに根っこから外しました
ついでに自分で管理している株も・・・・・・
株姿が気に入っていた吉法師さんもこんな姿に・・・・・・
この時期はチェックと作業で大忙しです
花もひっそりと変化キメてます
↓種ができているであろう花(中が開いている)
↓種はできていないであろう花(中は閉じている)
この先花がぷくーと膨らんできてヒビが入れば種が育っている証拠です
6月くらいには種の回収ができるでしょう
去年も撮ったけど、ピンボケぎみだったので今年も撮影に挑みました
「ひげ根」
新芽のために産まれ新芽のために働き新芽が自立(?)すると儚く抜け落ちるひげ根さんです
モデル:おかめ
↓新芽はこんな感じ
↓そっくりの写真でも微妙なピントの違いで色々なところのモフモフが見られるので撮った写真全部置いておきます
根っこの周りについている粒々は、ひげ根のモフモフに絡めとられた土の粉です
これを傷つけないために、この時期は昔から植え替えNGと言われています
このフワフワ感、ご堪能頂けましたでしょうか?
ではここで恒例の新芽レポートです
↓高楼の宴(こうろうのうたげ)
↓葵錦(あおいにしき)
↓玉霰(たまあられ)
地味な芸だけど、新品の時期はかなりきれいです
↓ところどころにある、薄い色合いの玉霰
手触りも薄くてふにゃふにゃです
この先普通の葉っぱになっていきますが、このままで固定したら面白いのに(キモカワイイ)
↓瑞玉宝(ずいぎょくほう)
↓摺墨(するすみ)
↓吉野桜(よしのざくら)
↓昇竜(しょうりゅう)
↓陽春(ようしゅん)
↓黒牡丹霰斑(こくぼたんあられふ)
↓三光錦(さんこうにしき)
図チラしています
↓三光(さんこう)
こっちは図無し
↓羅紗王(らしゃおう)
↓螢雪(けいせつ)
↓羅陵王(らりょうおう)
↓玉御陵(たまごりょう)
↓最中の月(まなかのつき)
↓品種不明
↓華心(かしん)
↓緑冠(りょくかん)
↓おかめ
↓上の写真のおかめの本体
巨大な一枚葉っぱだったので今年の葉っぱは落ち着いたサイズになりそう?
↓白牡丹(はくぼたん)
↓旭鶴(あさひづる)
↓帝冠(ていかん)
成長期に斑が動く面白い品種です(曙斑)
↓紅孔雀(べにくじゃく)×3枚
↓白雪(しらゆき)×3枚
↓不知火(しらぬい)
↓蜀光錦(しょっこうにしき)
今年こそ、いい斑芸を期待したい!!
↓葉の表と裏で色が違うのを昼夜(ちゅうや)といいます
↓不明
寄せ植えからひょこっと現れました
ラベル無いし、図みたいなの出てるし、全く心当たり無し
展開するまで分かりません
どちらさん???
↓鶴と亀(つるとかめ)
前回からそんなに変わってないけど・・・
↓立体的な斑芸品種は光の具合で渋くなります
・・・数か所、シミができてるっ・・・・・・(;´Д`)