古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

土実験

同じくらいの株を三種類の用土を使って植え、根っこの生育を比較する実験を行い、こないだ終了(解体)したのでまとめていきます

 

半年以上かけたわりには小学生の朝顔観察日記程度のゆるゆるな実験なので、暇つぶし程度にゆる~く見てもらえたらと思います

参考になるかならないかはアナタ次第です・・・・・・

 

【土実験】

立ち上げ:2022/10/4

目的:土の違いによる生育の差を見る

品種:天平殿

鉢内:鉢底石として赤玉(大)、マグァンプ(中)

使用活力剤:リキダス(20ℓにキャップ二杯)+木酢液(適当)

環境:東側窓際日当たり良し

   冬夜間最低気温0℃

   受け皿に桐生砂を敷いて、基本、桐生がしっとり濡れている状態を保つ。(時々うっかりカラカラに)

用土:A→鹿沼土

   B→水苔

   C→日向土

肥料:10/12に微粉ハイポ。以後、忘れる

 

A:鹿沼土

10/4

5/23

 

B:水苔

10/4

5/23

 

C:日向土

 

5/23 全員

 

結果:圧倒的な差は出なかった。強いて言うなら、日向が一番根の数が多いように感じる。水苔が一番少なく見えるが、これだけモジャモジャしてれば良き。

あとがき:参考になるのかならないのかよく分からない結果になりましたが、もっと数を増やしてきちんと実験すればまた違う結果になるのかなぁとは思います。とはいえ、葵錦が生まれた頃は川砂中心で作っていたらしいし、父と私でもブレンドが違うし、色んな方が色んな用土で上手に作っているので、「これが正しい」というものは無く、置く環境や自分の管理に合わせて選べばいいとは思います。ただし、野菜や花苗用の培養土とハイドロカルチャーはお勧めしません。危うく殺るところでした(少なくとも我が家では失敗)。

 

引き続き用土への探求は続けていく予定です。新たな実験をしたらまた報告します。(その時にはもう少し実験レベルが上がっている(といいな。中学生レベルに)と思います。)