古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

煌滄(こうそう) Kousou

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↓芋吹き

逆芸していないため、蝶と下がり藤がはっきり見える

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葉形:楕円形。葉先は下へ垂れる

葉肉の厚い毛葉

葉色:薄緑(逆芸)

斑芸:蝶(中・白緑)、谷(太・深緑)、下がり藤(大・広・薄)、霰斑(深緑)、胡麻斑(薄緑)、切り斑(深緑)、流れ斑(深緑)、浅斑(山葵色)、逆芸(緑の谷、斑)

斑芸変化:霰斑の多い少ない

特記:霰斑が切り斑・流れ斑となる

           深緑の斑が少ないと下がり藤が見えにくい

襟合わせ:深い

 

薄い緑の葉に谷が濃い緑(紺谷)なのはこの煌滄のみです

逆芸といって珍しい斑芸です

最初はその斑芸から「紺谷錦(こんたににしき)」と名付けていました

 

2019年中日新聞賞を受賞しました

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