古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

細辛は観葉植物の中で多分一番地味かもしれないけど、地味ながらになかなか個性的

細辛は古典園芸植物とされていますが、

観葉植物のくくりが「葉を観て楽しむ」ので合っているのであれば

細辛も観葉植物の仲間に入れてもらってもいいのではと勝手に思っています

だけど

他の観葉植物たちは面白い形や面白い模様など個性あふれていて、

どれも見ていて楽しくなります

 

そんな、一鉢で強大な存在感を出している他の観葉植物に比べて

細辛はどこまでも地味に感じます

そんなに大きくならないし、地味だし、カラフルでもないし、驚くような形でもないし、地味だし、成長も遅いし・・・

 

正直、最初に細辛に目をつけて改良していこうって思った昔の人やご先祖様は

なんでそこに目を付けたの?って聞いてみたいです

 

でもそんなマニアたちが細辛という種類に絞ってチマチマと改良してきたおかげで、とてもたくさんの葉の模様が出来上がりました

 

似たような模様ばっかりに思えるけど、

並べて見ていると地味ながらにちゃんと個性が出ています

まるで別の植物かと思うほどに・・・

 

地味だけどどれもきちんと美しい

派手さは無いけど個性的で繊細な模様はしっかりと私たちの目を楽しませてくれます

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    栽培スペースの一角

    こうして見ると個性たっぷり