古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

羅陵王(らりょうおう) Raryou-Ou

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 ↑大きな霰斑が洩れ斑として出現

数年ごとに現れる



葉形:卵形。葉の縁が下方へ反る

葉肉の厚い毛葉

葉色:緑青色(ろくしょうしょく)

斑芸:亀甲(葉脈・黄亀甲)、霰斑(薄緑)、胡麻斑(薄緑)、砂子斑(緑青色)、切り斑(薄緑)

斑芸変化:霰斑の大小(斑のサイズが固定しない)

特記:霰斑・胡麻斑が切り斑のため冴えている

   霰斑の中に地色の砂子斑があり

   年によって大きな霰斑になる

   金城冠の斑(きんじょうかんのふ)よりも斑が多く大きい

襟合わせ:深い