古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

細辛の葉がダメになっても根っこが生きていればまた復活する

細辛の葉は虫に食われて穴があいたり、じわじわと焦げたようになって

みっともない状態になることがあります

特に、焦げたような状態は一部だけでは済まず、あっという間に葉全体を覆っていってしまいます

一株に何枚も葉があってそのうちの一枚だけとかならいいですが、

一枚しか葉が無くて、その葉が焦げてくしゃくしゃになった場合、その株自体がもうダメになったような気がします

 

でも、葉が全部だめになっても根っこは生きていることがほとんどです

そのまま水をやってきちんと世話をしてあげてください

細辛は春と秋に葉が出てきます

もしかしたら、無くなってしまった葉よりもいい葉が出てくるかもしれません

成長の遅い細辛ですが、次を楽しみにじっくりと待っていてください

 

注意事項で、冬は外に出してしっかりと寒さに当ててください

そうしないと新葉は出ません

 

あと、線虫に茎の中を食われた場合は株ごと死んでしまい、復活は不可能です

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根っこだけになったもの

ちゃんと生きています

ただ、覚えておかない限り品種が分かりません

昔はこの状態でも取引されていました(漢方としてではなく園芸植物として)

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秋葉

どんな葉に成長するのか楽しみです