とは言いますが、どこまでやってもいいってものでもなくて新芽の成長や時期に合わせた量があるので、それを解説していきます
2月
一年間の管理と維持の記事では2月にもう水やりを増やすと書きましたが、今回ひげ根の状態を見たところ、その必要は無さそうなので2月いっぱいは今まで通りでOKです
3月
少しづつ暖かくなるため土の乾きが早くなります
シナッとなったらやるというタイミングは変わりませんが、気温の変化によりそのタイミングは早くなるので少し気を付けてください
あまり神経質になる必要はありません
また、株や品種によって新芽の成長具合は違います
こちらは鎧から少しだけ新芽が出た状態です
この状態ならまだシナッとなったら潅水するタイミングでOKです
鉢の下から水が出てくるまで水をやってください
鎧と新芽の隙間に水が入らないように気を付けましょう
水分で新芽が腐ってしまう恐れがあります
こちらは鎧から完全に新芽が出た状態です
この状態になると、土の表面が乾いたら葉がまだシャキッとしていても潅水OKです
どんどん水を欲しがるので、多少やりすぎても根腐れを起こすことはありません
ただし、毎日はやめましょう(植物好きなら知っているとは思いますが、念のため)
4月
新芽はぐんぐん伸びていて足元に鎧を見下ろすくらいになっているはずです
目安は、土の表面が乾いたらでOKです(シャキッとしていても)
ただし、新芽の成長に伴いさらに多くの水を欲しがるので土が乾くタイミングが早くなります
そして気温が上がることも乾くタイミングを早めます
そこを考慮したうえで潅水のタイミングに気を付けましょう
毎日はさすがにダメですが、そうそう根腐れは起こしません
こころゆくまで潅水してやってください
この頃から梅雨時までなめくじに気を付けてください
夜中にやってきて新芽をかじられます
なにがなんでも新芽を守りましょう
5月
葉が完成しきる株が出てきます(4月で完成する株もある)
完成しきったら水やりは通常に戻します
成長途中の株は潅水祭りを続けてください
梅雨までには大抵の株は完成し終わります
葉が完成したかどうかは見た目と手触りなどで分かります
見た感じも手触りも柔らかいです
そして葉に水を当てた場合、抵抗力が感じられません
葉が完成するとシャキッとして、葉に水を当てた時、開いた傘に雨が当たった時のような感じになって張りが出てきます
「春の水やり」として一気にまとめて書きましたがその都度また月のレポートで写真付きで細かく解説していこうと思います
P.S.
「細辛の一年間の管理と維持」の記事で、春先の水やりについて古いデータを元にまとめた部分は削除・訂正しました
2月に多少水やりを多くし始めていてもすぐに根腐れしてしまうわけではないので大丈夫です
おまけ
玉霰・雪光殿はもうどんどん成長を始めていますが、他の品種もじわじわ目を覚ましてきました
品種不明
瑞王鶴
千代田錦
ついでに雪光殿(並んで出てきた絵面がよかったので)
去年の秋に畑から回収してきた葉の無い小さな株からもポコポコ新芽が出てきました
葉が無いので、新芽が育って斑芸が出るまでは品種が分かりません
もう消滅したと思っている品種が意外と生き残ってる・・・といいなぁと思いながら春を待ちます
↑冬の水やりの記事ですが、細辛の水やりのタイミングをはかる方法を書いてます
ご参考までに