去年の秋、古い芋をかき集めてどれが芋吹きするかしないか実験した六号鉢×2
正体が六歌仙の図だとは思いもよらなかったですが、無事、芋吹き実験としての任務が終了しました
というわけで、それぞれのbefor afterを載せていきます
天平殿チーム
立ち上げ:2022/10/4
用土:日向1:鹿沼1 底に水苔使用
元肥としてマグァンプちょろり
水やりでリキダス1000倍
↓土
↓鉢底に赤玉(大)
↓その上に水苔
全部で6株
①②⑥はさすがに消滅するだろうと予想
・・・あれから1年ちょい
2023/12
鉢から出すときにラベルと株がバラけてしまったので、去年のナンバリングとは変わっています(一部を除きどれがどれだか分からない)
絶対無理だろと思っていた株も意外にも生きていました
ということは、「取れちゃったもしくは取った古芋の欠片はどんなしょぼくて色が悪くても捨てるなかれ」
うまいこと生き延びてくれればそれで一株増量です
ダメ元レベルですが
もう一つ
今年の夏に初めて認識した謎の付着物
黒くなった芋に白いナニカが複数へばりついています
天平殿芋吹き隊のほとんどにくっついていました
オルトランCをそっとかけると秒で消えて無くなります
もしかしたら菌かカビか何かの類かも
我が家では存在を認識して日が浅いので何者なのか、なぜ現れたのかはよく分かりません
謎物体とオルトランCが生育に影響あるかどうかまだ分からないけど、初夏に振りかけた株は今元気に新芽を繰り出しています
六歌仙の図チーム
立ち上げは天平殿チームと全部一緒
ただしこちらはリキダスではなくHB101を使いました
召されそうな株(というか欠片)も混ざってます
1~4を六歌仙、AとBが目覚になっていますが、目覚は入れ間違いでした
全部六歌仙(の図)でした
・・・あれから一年
こちらも全て生きて芋吹きしてくれました(びっくり)
しかも勝手に割れて一つ増えました
こちらも植え付け時との番号は変わっています
図が出ないと胸を張って堂々と六歌仙の図だとは名乗れないので、来年は全員に図が程よく出てくれるといいなぁと期待
出た子だけ展示会に連れていきます
出ない子は棚の隅っこでお留守番
・・・・・
細辛において図ものは貴重でめんどくさい存在です
「図ものはぼうな(追うな)」
祖父(細辛狂い)がよく言っていたそうで私もそう教わってます
図があると確かにきれい。めちゃめちゃきれい。出れば出るほどきれい
でも出過ぎるとじわじわと三途の川を渡っていく。元気いっぱいになると図が消えて普通の斑芸が続く
だから程よいサイズで出たり出なかったりがいいんだけど、そうそう人間がコントロールはできません
(召されかけた春瓏、無事生きてます(新芽2個))
売買する場合は、図が全く出てない状態で「今は無いけどそのうち出ますよ(知らんけど)」で売るのはダメだし、それを信じて買うのも危険
図が出る株だっていう証拠が無いから
今と違って細辛の売買がもうちょい活発だった時代は、そんなやり取りもあったそうです
・・・・・・
今回天平殿チームに使った手作りスリット鉢
透明のプラカップじゃダサイからちょっとはオサレにしたい!!
と色付きプラカップを用意
こんな感じに穴をあけてみました(ハンダゴテ)
上の方にある写真をご覧の通り、オサレとは程遠いナニカが出来上がりましたが、観察・実験用に天平殿チーム全員と図の無い六歌仙の図を私の棚におすそ分けしてもらったので、葉っぱの展開が終わるまで根っこの観察と有機液肥の施肥実験をしようかなと思います
底だけに穴をあけたプラカップでは見事にサークリング現象が見られたので、果たしてどうなるかwkwk
↓下の写真で巻いてる根っこは、植え替え時に長い根っこを巻きながら収めたためです
(植え替え直後で水やり前なので土が乾いてますが、植え替え後はちゃんとしっかりきっちり水をやってくださいましね)
最後にもう一度
「ゴミみたいな古芋も捨てるなかれ」
です
新発見があったらまた記事にします