古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

細辛とは

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細辛とは、葉の斑模様(ふもよう)、葉芸の変化を楽しむ観葉植物です。

野生種のカンアオイから、昔の愛好家が人工的に作り出した完全な人工種です。

庭園の下草や石垣・庭石に添えて植えられていることが多いのが野生種のカンアオイです。

一方、細辛は鉢植えにして楽しまれています。

葉茎の色は、紫色・青(緑)色があります。野生種のものは一般に紫色の茎が多く、

細辛では、一部の品種を除いて青(緑)色の茎をしている品種をさします。

もうひとつ花色にこだわり、素芯(緑色)でなければいけません。

野生種の多くは有色花です。

 

細辛は地下茎の植物ですが、この地下茎を栽培している方々は芋と呼んでいます。

この芋から根を伸ばして水分や栄養分を吸収し、地上に葉柄をのばして先端に葉を出します。花は地上すれすれに壺状の、素芯の花を咲かせます

葉は、ベゴニア・シクラメンに似ていて表面は種々の模様があり、輝葉・毛葉などがあります。形も丸形・楕円形・長形など色々あり、見た感じも葉肉の厚い品種・薄い品種がそれぞれ特徴となり趣味者・愛好家等を楽しませています。

 

日本細辛研究会より

 

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