古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

細辛は水やり好きには向いてない 過保護が細辛を枯らす

植物を大事にしている人はおそらく水やりも好きであろうと思います

毎日植物を眺めて触って楽しみながらじょうろに手が伸びるのが日課という人も少なくないのではないでしょうか

 

でも

眺めて触って楽しむところまでにして、じょうろには手を伸ばさないでください

それが逆に大事な細辛を枯らしてしまいます

管理方法のいくつかで、何日ごとか・もしくはクタッとなったら潅水すると書いていますが、そのクタッとなった状態がコレです

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見て分かるように完全に鉢のふちにもたれかかった状態になっています

触ってみてもくたくたでみずみずしさは全くありません

他のと比べても見た目も手触りも全然違います

 

このくたくた状態になっても慌てることなく、「さて、水やるか」くらいの感覚で水やりします

毎回ここまで待っていたらさすがに鑑賞としてはつまらないので、ここまでになる前に水やりしてもOKですが、いうなれば、こうなるまで水をやらなくてもなんの問題もないということです

 

逆に、水をやりすぎることの方が危険です

鉢の中が常に水浸しになってしまい、根腐れをおこします

表面が乾いていても大抵、鉢の中はちゃんと水分を保っています

 

細辛を枯らしてしまう人は大抵水のやりすぎが原因です

自分の部屋に置いてある鉢も最後にいつ水やりしたか記憶にございません

でも、しゃきしゃきつやつやと元気です

水をやりたくなってもじょうろに伸びる手をぐっとこらえて、眺めて楽しむだけにしてください

くれぐれも過保護は禁物です

 

そして

水をやるときはたっぷりと、丁寧に丁寧に水をかけてやってください

 

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