古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

引っ越し完了。そして梅雨の管理・夏の管理

梅雨入りして10日以上

あまり雨が降ってないような気がします・・・

連日の暑さで、

細辛たちは早々と室内への引っ越しを終えました

(冷暖房完備の快適空間)

窓に近いですが、光には直接当たらない構造になっています

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↓光がほとんど届きそうにないところにも

実は離れたところからごくごくほんのりと朝日が入ります

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本当はもう少し外に置いておければいいんですけど・・・

そうそう一日に何度も見に行けないので、手遅れになる前に取り込みました

毎日毎日きっちり雨!もしくは曇り!梅雨明けまではめったに晴れないって状態なら安心してまだ外に置いておけるんですが・・・

 

涼しくて直射日光も当たらなくて(強い日差しや西日も)風が通ってなおかつ雨が当たらない環境が用意できるならもうずっと外管理がおすすめです

ただ、それが厳しいようであれば、できれば梅雨があける前には室内に入れてください

梅雨までは成長する葉・徒長する軸もあるので、「今のところはまだ涼しい、でも梅雨明けは暑い」って環境の方は梅雨明け直前くらいまで外で管理してやってください

 

室内・屋外それぞれの管理

・室内

エアコンが効いた、人間が感じる快適空間でOKです

ただ、エアコンの直風は避けてください

外よりも鉢の中の乾きがゆっくりになるので、水やりの頻度も少し下がります

完全室内管理なら、梅雨の間も梅雨明けも水やりは変わりません

日当たりを気にする観葉植物が置けそうにない、ちょっと暗めの場所でも大丈夫です(梅雨の時期までは徒長することもありますが)

小さな空きスペースにカッコよく飾ってみませんか?

 

・屋外

{梅雨の間}

雨が当たらないようにしてください。毎日雨が当たると過水になります。雨が当たらない場所でも湿気で鉢の中は乾きにくいので水やりの頻度は下がります

日当たりは、連日雨・曇りならあまり神経質にならなくてOKです

特に梅雨の間はナメクジの食害に気を付けてください

昼間、鉢の下などに潜んでいて夜に細辛めがけて現れます

有名かどうかは知りませんが、ナメクジはビール好きです

深めの小皿にビールを入れて置いておくとこっちに集まってきて、ビールの中で召されます

あとは直接攻撃だと、夜に懐中電灯と割りばしを持って棚へ行き、ナメクジをつかんではビールにポイ、つかんではビールにポイします

あとはそのまま召されます(実体験)

昔は一年中同じ場所で鉢数もはるかに多かったので、作場全体がナメクジホイホイでした・・・

 

{梅雨あけ}

特に日当たりと気温に絶対気を付けてください

涼しい良い環境が保てる場合のみ真夏の外管理を推奨します

外で扇風機を回す場合も注意してください

昔は一年中空調の無いスペースで管理していたのですが、夏がこんなに暑くなりだした頃、温度管理に手が回らず暑さでかなりの株が殺られました

扇風機も、環境によっては熱風になり枯死を加速させます

 

なのでできれば真夏は空調の効いた室内で観賞を楽しみましょう

水やりも暑い時期は特に気を付けることがあります

以前書いた記事を置いておくので必要なページを参考にしてください

 

↓暑いとき用

megumiio.hatenablog.com

 

↓室内管理及び暑くないとき

megumiio.hatenablog.com