古典園芸植物 細辛の世界

四代続けて細辛の栽培、品種作出をやっています。細辛の未来を危惧して、途絶えさせないためにも品種の紹介や栽培方法の情報放出をしていこうと思います。

管理方法

春の水やりは? 水やり好きが歓喜する季節到来

とは言いますが、どこまでやってもいいってものでもなくて新芽の成長や時期に合わせた量があるので、それを解説していきます 2月 一年間の管理と維持の記事では2月にもう水やりを増やすと書きましたが、今回ひげ根の状態を見たところ、その必要は無さそうな…

新しい葉の命綱:ひげ根と注意事項

冬眠から目覚めた細辛は、新葉が完成する5月頃までに大量に水を欲しがります そのために株たちはあるトランスフォームをします それが 「ひげ根を生やす」 です 具体的には2月頃から根っこにたくさんの細かい細かい根っこを生やします それが「ひげ根」です …

冬の水やりは?極寒編

人間にも冬眠機能があればいいのに・・・ そんな事を本気で考え始める時期が今年もやってきました 味噌県のこの辺りではあまり雪は降りませんが、各地降雪報告が上がってきています そこで、 極寒の中で水やりして凍らないのか?を考えてみます 外で管理をす…

冬の水やりは?

夏や秋のやり方を続けてください 以上。 ではなく、水やりの記事はしつこく何度も書いてますが 大事なことなので また改めて書きますね 実際、水切れ具合の確認の仕方によっては一年中同じです 同じというと厳密には語弊があるかもしれません 目安の日数で換…

外置きにするとすぐにやってくる「奴ら」

それはあっという間にどこからともなく現れます 一体どうやってエサのありかを見つけたんだろうというレベルです 地面から高いところに置いても現れます 殺虫剤を撒いても現れます それは 細辛の天敵 なめくじ 他の植物を育てている方々にとっても迷惑な存在…

細辛の株分けの手順

細辛は種から育てて増やしていくのは至難の業です 手っ取り早く増やすには株分けが主となります そんな細辛の株分けの手順、注意事項などを書いていきます 用意するもの 鹿沼土(中粒) 赤玉土(中粒) 鹿沼土(小粒)と赤玉土(小粒)を4:6で混ぜたもの 消…

細辛は水やり好きには向いてない 過保護が細辛を枯らす

植物を大事にしている人はおそらく水やりも好きであろうと思います 毎日植物を眺めて触って楽しみながらじょうろに手が伸びるのが日課という人も少なくないのではないでしょうか でも 眺めて触って楽しむところまでにして、じょうろには手を伸ばさないでくだ…

細辛の水のやり方 ひと工夫が株を守る

たかが水やり、されど水やり ほんのちょっとした工夫が株を守り、また丈夫な根っこを作ることになります それは 水をかける場所です 葉っぱの根元(花がついているあたり)を避けて水をかけます ここからは水を吸いません 逆にここに水をかけることで腐る原…

細辛の植え替えの手順

細辛は成長のとても遅い植物なので、同じサイズの鉢で何年も持ちますが、 鉢の中を消毒するためと、土を入れ替えて鉢の中を新鮮に保つためにも入れ替えが必要です。 ペースは2~3年に一度で、主に秋に行います。 ただし、必要であれば、春先の葉が出る時期は…

細辛の一年間の管理と維持

月 水やり(目安) 遮光 風通し 植え替え 月 1月 約10日に1回 50% 無し 〇 1月 2月 〃 〃 〃 ✖ 2月 3月 〃 〃 自然の微風 ✖ 3月 4月 約4日に1回 〃 〃 ✖ 4月 5月 〃 80% よくする 〇 5月 6月 約7日に1回 〃 〃 〇 6月 7月 〃 100% 〃 〇 7月…

細辛の葉がダメになっても根っこが生きていればまた復活する

細辛の葉は虫に食われて穴があいたり、じわじわと焦げたようになって みっともない状態になることがあります 特に、焦げたような状態は一部だけでは済まず、あっという間に葉全体を覆っていってしまいます 一株に何枚も葉があってそのうちの一枚だけとかなら…

細辛の地植え

弱った細辛の株を地植えしてます 鉢という狭い中よりも、 やっぱり大地に根を張った方が生き物にはいいんですね 地植えすることで弱った株が健康になります もちろん昼のうちは日光から守るために日よけは欠かせません ただし、葉は虫に食われたり泥で汚れた…

細辛の管理方法

水やり 水やりの時間 管理場所 観賞場所 肥料 出芽時期の管理 水やり あける日数は季節と土による 土の表面が白く乾いていても、葉がしっかりしていれば水はやらない 軸を触ってみて張りがあれば大丈夫です 張りが無くなって、少しくたんとなったら下へ水が…